浅野暢晴に関するブログです。
by mongoru901
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カテゴリ:exhibition( 58 )
ギャラリーhasu no hana「百目」の様子
2016年3月にギャラリーhasu no hanaで個展「百目」を行ないました。
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ひとの行動範囲の拡大につれ、失われてゆく闇。
浅野暢晴は、そんな闇に住むひとならざる存在達に焦点をあて、陶を素材に制作する彫刻家です。土偶を見たときに受けた独自の感覚をきっかけに、土を焼くことに興味を持った浅野は、陶の内側にできる空洞に闇を孕ませ、その闇と金糸を組み合わせることで、領域を分ける結界、言語ではない交感、震災以降の不安、など様々な意味を内在化させてきました。

また2014年には神社で神様に見せる、という人以外の存在を意識した展覧会を経験し、自身が表現している気配はどちらかというと妖怪に近いのかもしれない、と気がつきます。

それは陶の彫刻に導いた土偶に抱く存在にも似ているといい、どのように今後の作品に還元されてゆくのかが期待されます。本展では、金糸の一部を鑑賞者に委ね新たなイメージを加えていく、作家にとって初めの試みとなる、新作「百目(ひゃくめ)」を発表いたします。(hasu no hana ホームページより)

展覧会名にもなった百目は、今回のメインの作品になった「百目」から取りました。

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「百目」陶 金糸

hasu no hanaは2階建ての建物の2階部分をぶち抜いてギャラリーにしています。

少し手狭なギャラリーとは、アンバランスと言っていいほどに高い天井を初めて見た時から、天井まで伸びて行く様な作品を展示してみたいと思っていたのです。

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百目は 建物と金糸で結びました。
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百目が建物と結び付いて行くようにも、建物を侵蝕して行くようにも見えるように金糸を繋ぎました。
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百目の両脇に配置したのは「人を喰ったような」という作品。

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両方とも金糸で作品と壁を繋ぎましたが、手前の作品は僕が金糸を張り、奥の作品は来場者の方に金糸を張ってもらいました。

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会期が進むごとに作品の様相が変化して行く様子は見ていてとても興味深いものでした。

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上が僕が張った作品の口の部分で、下がお客さんに張ってもらったものです。

僕が作った方は、均一できれいですが、お客さんに張ってもらった方がどこかワイルドで魅力的です。

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作品全体を見ても、自分には想像のつかない糸の張り方で、本当に魅力的でした。

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金糸を張ってくれた方々も、楽しんでやる方、緊張してやる方と様々でしたが、来場者のほとんどの方が参加してくれました。

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展示終了後は、金糸を切り、作品を開放しました。
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毎回金糸を切る作業は独特の緊張感があり、儀式の様のでもあります。


上記の作品以外にも幾つかの作品を展示しました。
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「人だった」陶 金糸
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小品も展示しました。
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金糸を扱うようになってからの一つの集大成と言える展示となったように思います。
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陶と金糸の可能性を更に進めて行きたい、と思います。
ご来場下さった皆様、ありがとうございました。

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by mongoru901 | 2016-03-31 19:50 | exhibition
水戸一中「祝祭の物語」の様子
2015年の10月に行なった水戸一中の展示の様子です。
水戸一中の美術教諭であり、大学の先輩でもる春田友則さんから依頼があり、展示を行ないました。
この展示は、一中美術部の生徒さん達が学芸員となり、展示作品の選定、展示、撤去、キャプションの制作まで行なう、というものです。
まずは自分の作品のレクチャーから行ないました。
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緊張気味の生徒達。
作品の説明をしても「キョトーン」としていたので、うまく伝わったかな?と不安な出だしでした。
その後美術部のみんなで、僕のファイルを見ながら作品の選定、展覧会名を考えてもらいました。
出て来た展覧会名がこちら。
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「無何有の彫刻家 浅野暢晴展〜祝祭の物語〜」でした。
みんなにとっては、總社宮での個展「無何有の祭り」の印象が強かったのが、この題名からも伺えました。
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そして、展示当日には、美術部のみんなが展示を手伝ったくれました。
みんな美術品を直接触るのは初めてということで緊張していましたが、徐々に慣れて来て、作品の展示の場所も
一緒に考えてくれました。
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お昼には展示が完成しました。
今回は屋内と屋外に展示をおこないました。
屋内展示は、渡り廊下に展示をしました。
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渡り廊下を歩きながら見る場所なので、形が変化して行く作品を展示しました。
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面の作品と一緒に映像作品も展示しました。
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向かいにはトリックスターを展示。
休み時間に座って欲しいと思っていたんですが、ねらい通り結構座ってくれたみたいです。
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屋外展示は、中庭に素敵な空間を見つけて「ここに展示したい!」と無理を言って展示させてもらいました。
直前には美術部のみんなが草取りをしてくれた様でとてもきれいになってました。
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作品を置いていた一ヶ月で、作品の下にも草がはえ、良い感じに馴染んできました。

昇降口横にも作品を展示。
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何年かぶりに卒業制作を引っ張り出しました。

こんな場所にも作品を設置。
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昇降口横の掲示板のケースの中です。

一中での展示は、本当に楽しい展示でした。
学校と言う場所がら、なかなか外部の方が見に来られなかったのが残念でしたが、とても貴重な機会となりました。

展示終了後に通ったテニス部の女の子は作品を見て、とっても喜んでくれたんだけど、なぜか「握手して下さい!」って言われて握手したりもしました(笑)

貴重な機会を与えて下さった春田さんと、重い作品も嫌がらずにもってくれた美術部員の皆さんに感謝したいと思います。

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by mongoru901 | 2015-10-31 21:54 | exhibition
数多の祭り 展示の様子
2015年7月27日から8月22日まで常陸國總社宮で行なわれた「数多の祭り」展の展示の様子です。
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「数多の祭り」は浅野が企画し、常陸國總社宮で行なったグループ展です。
2014年3月に個展「無何有の祭り」を行なった常陸國總社宮は、常陸國の神様を集めて祀った総社であるということで、茨城県在住の作家8人に声をかけました。
展覧会のタイトルとなった「数多の祭り」とは、作家一人ひとりが總社宮の神様を楽しませるための「祭り」を行い、その祭りが一つとなって展覧会となるイメージでした。

浅野も新作を発表しました。
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「無何有の家」陶、杉
2012年に作成した「呼気」に小屋の陶彫を合わせて新しい作品とし、あの世とこの世を行ったり来たりする様な風景を表しました。
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小屋の周りはトタン、の様ですがトタン風に焼いた陶彫です。
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青いトタンも陶彫作品。
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小さな陶彫トタンの小屋も總社宮内に展示しました。
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おみくじを結ぶ「結び所」をイメージした作品です。
結んであるおみくじは、總社宮に来たお客さんが結んでくれました。
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神楽殿には、郷戸君の掛け軸、ともつねさんの真鍮作品と一緒に「狛犬」を展示しました。
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参集殿には「浮かぶ身体」を展示しました。
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参集殿入ってすぐの場所はかなり天井の高い空間だったので、4mくらいの高さに展示しました。
黒い身体は金糸を使って、
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白い身体は銀糸を使って空間に浮遊させました。
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毎度おなじみ「トリックスター」君も展示しました。
今回は随神門に展示しました。

数多の祭りでは、企画運営を行なったので、無何有の祭りに比べると、個人としては少しおとなしい展示になってしまったかもしれません。
次回は、もう少し思い切りやってみたいと思います。


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by mongoru901 | 2015-08-31 22:21 | exhibition
奇跡のコラボが
ぎゃらりーマドベにも展示した「始まりの男」がすぐさま東京へ旅立ちました。
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しかも、今回は2月までの長期戦です。

場所は渋谷区初台の画廊zaroffの屋外です。画廊zaroffのHP
屋外といっても、三角形の建物の突端。
タイタニックだったら、ディカプリオと女が立ってた辺りです。
つまりこんな感じです。
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始まりの男には、お供が二人ついて行きました。
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画廊zaroffは2階がギャラリーになっていて1階は喫茶スペースになっています。
なので、珈琲を飲みながら外を眺めると作品が、、、
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なかなか良い感じで展示ができたのですが、途中思わぬ出来事が。
ちょうど2階のギャラリーではこんな展覧会が開催中で。
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そこで今日はパーティー的なものが行われる予定だったらしく、出席者の方々が続々と集まってまいりました。
そして、なぜか展示途中の私たちの周りで撮影会が。
写っちゃまずいのか、と思って気を使ってどこうとしたところ「そのままで大丈夫です」と言われた為、なぜか撮影会の後ろに作業中の普通のおじさんが写る、という構図になってしまいました。
そして、この奇跡のコラボを逃す手はない、と僕も一枚撮らせていただきました。
その写真がコチラ。
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さ、作品が全然見えて来ない。。。
ま、負けた、、、のか?
でも、なかなか成立しないコラボになったな、と思います。
そして、色々な意味で勉強になった。

奇跡のコラボは一瞬で終了しましたが、屋外展示は2月まで展示予定です。
人通りがとても多い場所なので反応が楽しみです。

画廊 珈琲 Zaroff(ザロフ)
〒151-0061 東京都渋谷区初台1-11-9 五差路
電話: 03-6322-9032
開廊時間:open 12:00 - close 20:00(画廊), 22:00(喫茶店)
休廊日:毎週水曜
最寄り駅:京王新線・初台駅 → 中央口改札を出る → (甲州街道)南口の階段を登り右へ → 商店街を進みセブンイレブン角を右折し徒歩1分
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by mongoru901 | 2014-11-30 22:34 | exhibition
トリックスターが作り出してくれた空間
前回はメインの展示について書きましたが、今回はその手前の展示について書きたいと思います。

メインの展示については → こちらをごらんください

奥の空間が作り込んだ空間になっていたのもあり、手前の空間は少し気の抜いた空間になれば、と思っていました。
ということで、置いたのがトリックスター。
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頭には花男がとまっています。
くろさわさんが声かけをしてくれたおかげもあって、たくさんの方がトリックスターの横で写真を撮ってくれました。
シビックの時も、総社宮でも、トリックスターの隣に座って写真を撮ってくれる方が沢山いましたが、今回は前にも増してたくさんの人が座って撮っていってくれました。
中には、シビック、総社宮、マドベと全てで写真を撮ってくれた方もいたりして。
これからもちょくちょくこいつの出番はありそうな予感。

トリックスターの周りには今回も小さい人たちがそこかしこに。
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そして、今回のDMにもなった二人が。
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真ん中には「祭りの子供」が。
そして、僕の展示には本当に珍しく、作品のデッサンも展示しました。
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大面と降りてくる身体が、深刻そうな対話を繰り広げる手前で、トリックスターが何も考えていない顔でボケーーーッとしているという対照的な空間の対比は、それぞれの特徴を際立ててくれたかな、と思います。
トリックスターと奥の空間を作った人が同一人物とは思えないなんて言う方もいましたが、僕にとっては完全に地続きな二つなのです。
そんなことも面白いなぁ、なんて思います。

と、いうことで今日はここまで。
次回はぎゃらりーマドベでの展示が自分にもたらしてくれたものについて書きたいと思います。
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by mongoru901 | 2014-11-28 22:57 | exhibition
阿吽の呼吸展の様子
11月24日にぎゃらりーマドベでの「阿吽の呼吸」展が無事終了しました。
足を運んでくださった皆さん、本当にありがとうございました。
いつも僕の展示に足を運んでくれる皆さんに加え、ちどりさんにいらっしゃる方々が足を運んでくれたことで、今までにない出会いが沢山あったな、と思います。
この場を借りまして、ぎゃらりーマドベ、花ちどり、ちどりの皆さんに御礼申し上げます。

今回はメインの展示の様子をアップしたいと思います。
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今回のメインはこの展示です。
横浜、銀座、日立、文京、総社宮と、様々な場所を渡り歩いて来た大面を中心に吊るし、大面と壁を金糸で結んで結界を作りました。
この結界の中には会期が始まってから会期終了直前までは誰も入ることはありませんでした。
結界はお互いを二匹の狛犬が守っています。
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大面には「降りてくる身体」が対峙しています。
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この二人の対話が今回の展示において非常に重要だったと思います。
会場にいて、気がつくと僕は「降りてくる身体」の中から大面を見ていることが何度かありました。
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大面の口から結界の中をのぞくと、もう一つの「降りてくる身体」が現われます。
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この二つの「降りてくる身体」は大面を通して、対話を行っています。
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また、これらの対話を「始まりの男」が見守っていますが、彼はこの対話に干渉しようとはしません。
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「花男」も少し心配そうに見つめていますが、彼も結界の中には入ることができません。
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そして、展示最終日に結界が破られました。
大面の最後の姿。
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実は展覧会1週間前まで展示のプランは白紙でした。
手持ちの役者は揃っている、劇場も決まっている、ポスターも印刷した、でも、台本は上がっていない。
そんな状態だったと思いますが、「阿吽の呼吸」前の展示を見た瞬間に、今回のおおまかな展示の風景がパッと見えたのです。
自分でもこんなことがあるんだな、と少し驚きました。
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身体を天井から作品を吊るす、というプランは総社宮の時にもあったのですが、時間的に間に合わず断念したし、結界を張ることも総社宮でやりきれなかったプランなので、頭の片隅に残っていたのですが、
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吊るすだけではなく、降ってくるイメージが合わさったのは、マドベでの一日でした。
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あの日マドベに行かなかったら、全く違った展示になったと思います。
そう思うとちょっとゾッとするのです。
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次回は、「降ってくる身体」をソッと見守る「トリックスター」側の展示について書きたいと思います。
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by mongoru901 | 2014-11-27 00:18 | exhibition
うまくいくか分からないが一つの試みとして
阿吽の呼吸展が始まる前日に大面の向こうの空間を金糸で封印しました。

自分で考えて勝手に空間を区切っているだけなので、その先が神聖な空間、なんて思うのは完全な自作自演なわけですが、金糸を縫って空間を区切る行為が終わりに近づくにつれ、「この先の空間にはこれから13日間、誰も入ることができないのだな」と思うと、徐々に神聖な心持ちになっていきました。

区切る、ということの持つ力は想像を遥かに超えたものでした。

そんなことを考えていた時に展示が終わったら、今度はあの空間を開封するのだな、ということに思い当たりました。
いや、当たり前のことなのですが。

そんな時に、搬入も手伝ってくれた葛迫君が会場の様子をtweetcastingというアプリを使って中継したいと言っていたことを思い出しました。
前にreゼミ展という後輩が数多く出品しているトークイベントを葛迫君がそれを使って中継しておりまして(イベントに行けない僕がお願いしたのですが)それが思いの外楽しかったらしく、またやりたい、ということになったのです。

その二つがパチンと結びつきまして、どうせやるなら奥の空間を開封するのを中継しようかと考えたのです。
そして、会場にいる方には、最後の15分だけ奥の空間に入って奥からの風景をみてもらおうか、なんてことを考えたのです。

あまりこういうイベント的なものをやったことがないのでうまくいくか分からないのですが、一つの試みとしてやってみようかと考えています。

ご興味のある方は会場にいらっしゃるか、葛迫君のツイッターのアカウント @kzsaco をフォローしていただいてツイートキャステングで会場の様子を見ていただけたらと思います。

開封自体は11月24日の16時30分からを予定しています。
遠方で、また、用事があって、来られないという方に会場の様子を見ていただけるかな、とも思いますし。
本当にうまくいくか分からないんですが、一つの試みとして。

ツイートキャスティング

ツイートキャスティング@kzsaco
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by mongoru901 | 2014-11-23 00:18 | exhibition
思ってたんと違う
水木は在廊できなかったのですが、今日は久々に在廊できました。
ギャラリーには行くものの、ちどりでの食事がなかなが出来なかったのですが、今日やっと食べれました。
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カキフライ、かなりお勧めです。

今日は平日ということもあり、休日よりは訪れる人は少なかったのですが、その分、来てくれた方とは濃い時間が過ごせました。
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(実は今日も言われたのですが)展示をしていて、作者(僕)が現れると、初見の方にかなりの確率で言われることがあります。

「想像してたのと違う、、、」

どうも僕の作品だけを見て勝手に作者を想像するに、
「もっと、年上だと思った」
「もっと、がたいのいい人だと思った」
「もっと、説明とかしてくれなそうだと思った」
「もっと、荒っぽい人だと思った」
「もっと、寡黙な人だと思った」
「もっと、怖い人だと思った」
挙句の果てには
「もっと、縄文人みたいな人が現れると思った」
等と言われます。

荒っぽい豪快な髭面のガタイの良い親父が黙っているかと思ったら、腰の低い男がヘコヘコと現れて作品についてペラペラと話し出すので、皆が上記のような言葉を投げかけてくるのです。

先に僕のことを知っていて作品を見た方が「もっとファンシーでキャッチーな作品を作っているかと思った」と言われることは皆無なので、僕→作品の順番より、作品→僕の順番の方がギャップがデカイようです。
作品から受ける人間の印象って何なんでしょう?
作品を前に「思ってたんと違う!」と言われるたびに
「本当はこの作品を作っているのだが世にでることが許されず鉄仮面を付けられて地下に幽閉されている本当の作者の存在」
を夢想してしまいます。

明日からは3連休。
天気も良さそうですし、是非ちどりのカキフライを食べがてら花ちどりへお越しください。

明日は在廊できませんが、日曜の2時から閉廊まで、月曜は一日在廊予定ですので、作品とのギャップを味わいたい方は、是非日曜か月曜にお越しください!
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by mongoru901 | 2014-11-21 22:48 | exhibition
さよなら神様
「阿吽の呼吸」展、最初の週末が終わりました。
今日は昼からぎゃらりーに滞在できましたが、トイレに行く暇ももらえない程にひっきりなしにお客さんが来てくれて本当に充実した1日となりました。

1日の最後にお餅と同じくらいの男の子がお父さんとお兄ちゃんと一緒に来てくれました。
たまたま、花ちどりさんに来たみたいで、男の子は恐る恐る、って感じで近づいて来ました。

金糸の張られた作品の前に来て、
「なんで糸が張ってるの?」と聞いてきたので、
「この先に神様がいるので、この先ははいっちゃだめってことなんだよ」って答えました。
すると、金糸の先を覗いて、釣り下がる作品を指差し
「本当だ!神様だ!」と叫びました。

その後も他の作品についてもドンドン質問してくれて、
椅子に座るトリックスターを指差して「これはどうやって作ったの?」と質問したり。
作り方を説明すると、「そんなに大変なら作らなければよかったのに!」と言ってみたり。

なんだかんだで長居してくれて、最後は帰るときに作品を見ながら、
「さよならー神様、さよならー!」
と、作品にも手を振ってくれました。
これはかなり嬉しかった。

あの子には、金糸の先に神様を感じてくれたんじゃないかな、なんて思ったりしました。

2日間のお休みをはさんで、あと6日です。
皆さんにも、ぎゃらりーマドベで神様の存在を感じてもらえたら、嬉しいです。
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by mongoru901 | 2014-11-16 21:19 | exhibition
展示について語る事
「阿吽の呼吸」展を開催中のぎゃらりーマドベのくろさわさんから、展示を見る際の補助線になるような文章を書いて欲しいとの依頼があったので、展示について少し書きたいと思います。

前回書いた数字についての話から繋がる話だと思うので、(というか、それを読まないと訳の分からない話だと思うので)まだそちらを読んでいない方は是非そちらを読んで頂けたらと思います。

「数字の話 展示の話」

「阿吽の呼吸」が生まれてくるキッカケとして最も重要な要素は、3月に行った常陸國総社宮での「無何有の祭り」であることは間違いないと思います。
ある作品や展示は、唐突に現れてくるわけではなく、ある流れをもってそこに辿り着くわけですが、「阿吽の呼吸」は総社宮からちどりへと流れついた、と言えるでしょう。

「無何有の祭り」については、この頃のブログの記事を読んでもらうのが一番だと思います。

無何有の祭り

神社、という特殊な空間に展示をしてみて、一番心に響いたのは「空間を区切る」いう行為です。
縄を張ること、鳥居を立てること、人を立ち入らせないこと、そして、暗闇を作ること。
区切ることで、こちら側とあちら側、生と死、聖と俗、という「2」の世界を作り出すことができる。
全ての空間をフラットに、全ての世界に満遍なく光を当て、全てを見える「1」の世界にしようとする現代とは完全に逆行する場所なのです。

「2」の世界から見えてくるものは何か?
それは、あちら側とこちら側の間に立つ「3」の世界です。
間に立ち、世界を分け、繋ぐ存在が、2つに区切る行為によって、否応なく発生してくるのです。
不安定な「2」の世界を安定させるかのように。

それこそが自分が彫刻を通じて表現したい「何か」なのだ、と、これまでもボンヤリと感じていたことに実感が伴いました。
そして、総社宮で得た「区切る」という経験をぎゃらりーマドベで再現することで、「何か」を浮かび上がらせたいと思ったのです。

以上が、自分が今回の展示で試みたことではあるのですが、それがうまく達成されているのか、是非ぎゃらりーマドベに足を運んで頂いて、確認していただけたらと思います。
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by mongoru901 | 2014-11-14 00:15 | exhibition