浅野暢晴に関するブログです。
by mongoru901
Asano Nobuharu
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作品の大きさの話 村上春樹で言えば
阿吽の呼吸、今日明日はぎゃらりーマドベはお休みです、お気をつけ下さい。

今回の展示をしていてもそうなんですが、作品の大きさについて聞かれたり、提案を受けたりします。
例えば、もっと小さな作品は作らないんですか?(これが一番多い、というかほとんどこれです)とか、もっと大きな作品は作らないんですか?(これはめったにない)とか。

正直自分は小さい作品を作るのは、あまり得意ではなくて、少し大きめの作品を作る方が楽だったりしますが、それを説明するのが案外難しくて。
恐らく、彫刻を作った経験のある人がほとんどいない、というのが理由だと思うのですが。

彫刻で話しても中々伝わりにくい、と思うので、小説にたとえてみようと思います。
といってもマトモに読んでいる小説が村上春樹くらいなので、春樹でたとえてみます。

彫刻で基準になるのが、頭身と言って、人の大きさを基準とした大きさだと思うのですが、小説だと単行本一冊、と考えていいんじゃないか、と。
春樹で言うところの「羊をめぐる冒険」とか「スプートニクの恋人」とか最近だと「色彩を持たない…」とか。

作るのは大変だけど、伝えたい内容がキチンと収められる位の大きさ。
無何有の祭りで言うところのこれ位。
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頭身より少し大きくなってくると、少し大変になってくる。
作る時間もかかるし、物理的にも精神的にも消耗する。
これ位だと「ダンスダンスダンス」とか「ノルウェイの森」位の分量かな,
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ここまで行くと、「ネジ巻き鳥…」とか「1Q84」とか位の消耗度。でも、言いたい事は十分に語り尽くせると思います。
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逆に頭身より小さくなっていくと、お話が短くなっていく。
阿吽の呼吸のDMにも使ったこれ位だと「風の歌を聴け」とか「1974年のピンボール」とか。
それ一つで短いながらに完結している。
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逆にこういう小さいのが寄せ集まって出来た作品は、「蛍、納屋を焼く」「TVピープル」みたいな短編集で、
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ここまで小さくなってくると、「村上朝日堂」のシリーズみたいな感じだと思うのです。
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僕も小さい作品は作るんですが、短編だけで出すって事が出来なくて、ある程度、短編集としてまとまってから、出版するみたいな形が好きなんだと思います。
短い文で短歌や俳句みたいにビシッと完結させる方が得意な人もいるんだと思うのですが、僕は、それだと少し書き足りない、というか、消化不良というか、逆に短くまとめるのにも独自のテクニックが必要なんだと思います。

僕が一番作りやすくて手に馴染むのは、「風の歌を聴け」位の大きさで、様々なアイデアを試したり、自分の込めたい内容が収まりやすい。
でも、少しそれを越えた物語を紡ぎたい、と思った時には、単行本一冊や、何冊もかけて描いてみたりするのですが、発表するにも、読んでもらうにも、努力が必要なので、なかなか大変なのですが、短いところに多くの内容を詰め込んでいくよりは楽だったりします、僕的には。

長めの物語の中から一エピソードを取り出して、味付けをして、短い短編に仕上げる、みたいなお洒落な真似が出来れば、もっと楽に小さな作品が書ける気がするのですが、そこのテクニックは研鑽を積んでる状態で、つい、やりやすい長さの作品を書いてしまうんですよね。

でも、長い作品を読むのはちょっと、、、という方の為に、そういうテクニックを身につけていくのも大事なのかな、と思い始めたわけです。(それキッカケで僕の長々とした文章を読んでくれるかもしれないわけで)

というわけで、自分の作品と村上春樹の作品を重ねるという非常におこがましい行為をしつつ、小説の話をしてるんだか、彫刻の話をしてるんだか、訳が分からない文章になってしまったのですが、彫刻における大きさ、の感覚を少し掴んで頂けたかな?と思います。

というか、そういう隠れ蓑をもって、小さい作品が作れない壮大な言い訳ですね、これは。
さて、頑張ろう、頑張ります。
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by mongoru901 | 2014-11-17 09:29
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