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浅野暢晴に関するブログです。
by mongoru901


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どっこいしょ、のはなし
僕が作業をしていたら、ある方がニヤニヤしながら見てる。
何事か?と思って見返すと、「どっこいしょ」と笑いながら言われた。

僕の口癖は、「よいしょっ」「どっこいしょ」「よっこいしょ」で、この掛け声が動いていると、どうしても出てしまう。
しかも、言っている自覚はない。
だから、何かを一生懸命やっていると、絶え間なく「よいしょ、よいしょ、ん、どっこいしょ、よっこいしょ、あ、ん、よっこいしょ、よいしょっ」と言いながら、作業をしている。
繰り返すが、自覚はない。

なぜ、この口癖に気付いたかと言うと、昔美術予備校の仕事をしていた時に、生徒の後ろでモチーフの片付けをしていたら、生徒に「先生!よっこいしょ、よっこいしょうるさいです!」とキレられたからだ。
そんな馬鹿な、と思って立ち上がる瞬間、「どっこいしょ」と言ったのだ、全く無自覚に。
「それです!」と、生徒にまたキレられた。

その日から、どんなタイミングで「どっこいしょ」と言うかを意識し始めると、言うわ言うわ、絶え間なくどっこいしょ、どっこいしょ、と言い続けていて、嫁に聞いてみたら、その事に自覚がなかったのか、と唖然とされた。

その日から意識して、「どっこいしょ」と言わないようにした。
別に言わないと動けないわけでもなく、意識すると、口癖は減って来た、と、思われた。

またある日、予備校でモチーフを探していると、「また言ってる!」と同じ生徒にキレられた。
生徒の後ろで「よいしょっ、よいしょっ、どっこいしょ」と連呼しながら、モチーフを探していたらしい。
「棚の中にどっこいしょでもあるんですか!」
そんなものはない、あるとすれば、僕のなかに、どっこいしょがあるんだろう。

その後は、とりあえずその子の前では、どっこいしょに気を付けるとして、それ以外は気にしない事とした。
だって、言うのは無意識の時なんだもん、どうしようもないもん。

去年、嫁とギューギューのバスに乗っていて、体勢があまりに酷い事になっていたので、カバンを下に下ろし、足を一歩前に出した。
顔を上げると、嫁がニヤニヤしてる。
そして、「48」と言った。
何事か、と聞くと、
「あんたが体勢を入れ替える間に言った『どっこいしょ』の回数」
との事。
嫁曰く、一つの関節を動かす度に言ってたらしい。
周りに居た人はギョッとしただろうな、どっこいしょオジサンに。

とりあえず、一緒に住んでる嫁が気にしてないんだから、良しとしよう。

と、ブログを書いている間にも、どっこいしょ、どっこいしょ、と言っている。

どっこいしょ、と。
by mongoru901 | 2011-04-20 20:52 | 日々
にぎやかなアトリエに
昨日今日と、相川さんが鎌倉からやってきました。
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鎌倉からアトリエに来ると行ってもなかなか大変だろうと思っていたのですが、普通に来ました。
そして、鉄を削っています。
↓(詳しくはアトリエのブログで相川サンの文章を)
アトリエのブログ「みとるーつの朝」
葛迫君はなにやら物騒な木彫を作っています。
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何と戦っているのでしょうか、今度聞いてみましょう。
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そんなこんなしているうちに、C根君が遊びに来ました。
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なぜかC根君は写真は撮らせてくれません。そして、なぜかピンぼけに。

C根君と震災の話とか、色々話しました。
震災当時、C根君は実家にいたそうなんですが、ちょうど、電子レンジでコーヒー牛乳を温めていたそうです。
「地震が起きて、電子レンジの中のコーヒー牛乳がガタガタって鳴り出したんですが、ドンドン強くなったんで、僕はまずコーヒー牛乳を電子レンジから出したんですよ。そして、一度大きいのが収まった後、そのコーヒー牛乳を一口飲んだんです、、、」
と、なぜか、キリッとした顔で話してくれました。
まぁ、震災も人それぞれですね。

今日は、出て来た作品を外に日干ししました。
なんだか気持ち良さそうだったな。
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by mongoru901 | 2011-04-10 22:47 | 日々
臭いの話、もしくは今までで一番ショックだった出来事の話
最近、中年っていつからなんだろう?って話になって、ある若者に聞いたら、
「身体から変な臭いがし出したら、中年じゃないですか?」
って。
ほほう、そうなると、中学生の頃から僕は中年という事になる。

臭いと言えば、忘れられない話が。

大学4年生の頃、卒業制作を大学に泊まり込んで作っていた。
もちろんお風呂なんて入れないし、同じ服、同じズボン、同じ下着、同じ靴下、同じ靴で毎日過ごしていた。
朝から作業して、終わったらその格好でそのまま寝た。
服はまだしも、靴の中は汗まみれになって、不潔なので、指の間の皮が剥ける、という奇病にかかった。
僕の靴下を入れておいたビニール袋が、ガスが発生してパンパンになったという都市伝説まで作られる始末だった。
僕の同級生達は、制作環境を改善するため、臭いの元である足の奇病を治す為、ミョウバン水に足を浸すという民間療法を試みるほどだった。

飲み会などすると、僕の足の臭いがやり玉に上がった。
顔は笑っていたが、僕の心は傷ついていた。
そして、僕の足は臭っていた。

そんな中、僕に助け舟をだしてくれる人がいた。
その当時、僕が最も信頼を寄せていた大学の先生だ。
世界中を旅した先生は言った。
「僕は、世界中のありとあらゆる臭いものをかいできた。君の靴の臭いなんてたいしたことはない。ちょっとかがせてみななさい。」
僕は救われた。
僕の靴の臭いをかいだ先生が「ふ、こんなもんならフランスでかいだミシェルの腋臭に比べたら子供みたいなものだ」と言うのだ。

僕は、履いていた靴を先生に渡した。
先生は躊躇なく、その靴に顔を埋めた。
その瞬間、
先生の顔が大きく後ろにのけぞった。
そして、数秒そこで停止した後、
「くさいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!」
と、叫びながら僕の靴を投げ捨てた。
先生は、一瞬気を失いそうになったが、黄泉のふちから戻って来たらしい。

僕が、泣きながら靴を拾いに行ったのは言うまでもない。


それから10数年、だいぶ清潔になったと思っている。
毎日お風呂に入っているし、身体も洗っている。
しかし、現実世界でも、仮想現実でも臭いと言われる。
「そんなに僕は臭いかい?」
洗濯をしようとする妻に聞いてみた。
手に握ったシャツを嗅ぎ、「10ベクレル!」と叫びながら、嫁はシャツを洗濯機に放り投げた。
by mongoru901 | 2011-04-09 22:46 | 日々
救援物資 from 熊本
熊本から救援物資が届く。
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原発の事を心配して、帰郷した山本さんが送ってくれたのだ。
ありがたいし、申し訳ない気持ちだ。
他にも「水送ろうか?」というメッセージを頂いた。
本当にありがたい。

少し前に常磐線が開通した。
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うちのアトリエは、常磐線のすぐ横で、一日中電車の音がするアトリエなのだが、震災以降は電車の音が聞こえなかった。

常磐線が復活して最初の電車の音をアトリエで聞いた時、一階で作業していたのに、思わず二階へ駆け上がり、電車を探してしまった。
まるで電車を初めて見た人みたいだな、って思った。
あの日の前には、電車の音なんて当たり前過ぎて、うるさいだけのモノだったのに。
それを、嬉しそうに眺めているのだから。

今日届いた水も、そう。
水なんて蛇口を捻ればいくらでも出て来て、いくらでも飲めるものだったのに、躊躇してしまうんだもの。

しかし、本当にありがたい。
水、そのものよりも、そうして心配してくれる気持ちが。
本当にありがとう、と。

余震も続くし、原発も心配だが、作品はドンドン出来る。
震災以降に出来た作品なんです、とアトリエの方に話したら「震災ベイビーですね」って。
震災ベイビー、って若干違う意味もある気がするが(笑)良い表現だな、と。

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もう、九男まで出て来た。
明日は、十男、十一男と。
そして、消滅するのだ、いつか。
by mongoru901 | 2011-04-08 22:05 | 日々
新しい世界に向けて
あの日の翌々日、まだほとんどの店がシャッターを下ろし、開くかどうかも分からないガソリンスタンドに行列が出来ている中、自転車でアトリエへ向かっていた。
まだ、アトリエがどんな状況になっているかも分からず、かなり不安な心持ちだった。

そんな中、一件の花屋が店を開けていた。
もちろん誰もそんな時に花なんて買う人は一人もいず、僕もこんな時に花なんて買う奴いるかよ、とその脇を通り過ぎた。

あの日から何週間か過ぎて、ラジオから音楽が流れた。
その曲は、毎日聞いていた曲だった。
「作った人間の意図を越えて、その歌が新しいメッセージを帯びる事がある」というような事をそのアーティストは語っていた。

今やもう「歌っている場合じゃない」んだそうだ 悲惨な世界を前にしてあなたは問う
「歌っている場合じゃない」世相かもしれんと 口ごもりただ戸惑う
(中略)
歌ってる場合ですよ! どんな時代だってこの世に人がいる限り
歌ってる場合ですよ! あなたも止めないさきっと声続く限り

RHYMESTAR「そしてまた歌い出す」


震災後すぐは、今週末には制作を再開するんや!なんてデカい事を書いてしまったが、原発のことなんかもあり、なかなか片付けは進まなかった。
先週半ば、アトリエメンバーで頑張って片付けをし、どうにか制作が再開できた。

制作していた石膏型は幸運にも地震で壊れず、あの日の続きから制作をする事が出来た。
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約2週間制作が止まっていたせいで、一体自分がどうやって型をいじっていたのかも忘れてしまうほどだった。少し作業したら思い出したけど。
最初の作品

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新しい世界に向けての一作だなぁ、と。

あの日を境に何かが大きく変わってしまった様に、思っていて。
かといって、同じ型を使っていているから、型を少し変化させただけだからほとんど形はかわらないんだけど、作品まで大きく変わってしまった様に見えた。
相川さんに作品を見せたら、「作品が戸惑っている様に見える」と。
そうかもしれない、型から出て来てみたら、世界が全く変わってしまったいたわけだから。


花屋の事を思い出した。
自分も、自分の周りの世界も完全に我を失っていたが、あの花屋だけはいつも通りの事をしようとしていたんだ、と。
あの時、自分も花屋に寄って、花を選び、買う事が出来ていたなら、もっと世界は違ったように見えていたかもしれない。

ライムスターの歌を聞いて思う。
彫刻なんか作ってる場合じゃないのかもしれないけど、自分に出来る事は彫刻を作る事だな、と。
あの日の前と変わらない彫刻を作り続けることだな、と。

世界が新しく変わっているのだから、そこに自分の彫刻を放り投げればいいのだ、と。

どんどん新しい彫刻が出来てる。
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新しい世界に向けて。
by mongoru901 | 2011-04-03 22:40 | 日々
かまくら・るーつ
鎌倉に引っ越した相川さんは、引っ越して早々作業をしているらしく、写メールが送られてきます。
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ベランダで鉄を削っている、とのこと。
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引っ越しの段ボールも開けずに、、、
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そんな相川さんは、自分のマンションを「かまくら・るーつ」と読んでいるらしい
アトリエのブログより
↓ ↓ ↓ ↓
かまくら・るーつ

なんだかこうして(もちろん相川さんはルーツを抜けてたわけではないですが)ルーツを出た人々がそれぞれの場所で制作をしていると、日本各地に、かまくら・るーつの様に「くまもと・るーつ」や「じょうそう・るーつ」や「さいたま・るーつ」が増えている!と思うとなんだか嬉しいです。

「みと・るーつ」も頑張らねば!
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by mongoru901 | 2011-04-03 11:03 | 日々