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浅野暢晴に関するブログです。
by mongoru901


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全部出た
作品が全部出た。
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足元部分の型の外し方は、ある工夫が施されていて、でもやってみないと出来るか分からない作業だったのだが、思いの外、上手くいった。

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原型の頃からそうなのだが、この作品の足元の雰囲気が好きなのだ。
今までの作品にはない雰囲気。
型から外して、見てみても、やはり好きだ。

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また型をいじり、新しい形を出す。
より好きな、想像もしない形が出てくるとよいなぁ、と思いつつ、また型に戻る。
by mongoru901 | 2011-06-29 23:15 | works
生まれ変わる
型に粘土を込める。

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暫く小さな作品が続いていたので、今回位のサイズの型込めは久々。
メタルアート以来だから、三年振り位かも。
だから、型込めを始める前、若干不安があったりして。

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しかし、いざ始めてみたら、自分でも驚くほどにスルスルと出来た。
これがまさに身体が憶えてるってやつなんだなぁ、と思いながら。

日曜日一日で型込めを終え、その日の夜には上の部分だけ型を外した。

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おぉ、来た、という感じ。
一旦無くなった形が戻って来る。
ドンドン型を外す。
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今日の夜には、大方の形が見えるところまで型が外れた。

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大きな満足感と、それと同じ位の修正すべき点が見えてくる。

たまらんな、型。
by mongoru901 | 2011-06-29 00:11 | works
やっぱり型が好き
作品が型になった。

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アトリエは型だらけで大変なことになってる。
これから小さい作品で試みた事を、この作品でも試してみるのだ。
小さい作品では簡単に出来ていた事が、少し大きくなるだけで不可能になるので、頭を使わないといけない。
なので、型が出来て暫くは、型を積んでは、元に戻し、型を積んでは、元に戻し、を繰り返してた。
賽の河原の石積みみたいに。

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流し込み用の台を作った。
前なら簡単にひっくり返せていたが、今度の型は、50キロ近くあるし、型を膨らませて行くと、最終的には100キロを超える可能性もあるから、そのままの状態で行わないといけないので。

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追加の石膏も来たので、とりあえず流してみる、が、小さい作品と全く雰囲気が違う。

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しかし、型になってからの方が、形が失われてからの方が何だか作品と付き合いやすい。
岡崎京子「リバーズエッヂ」の山田が、彼女が死んでしまった後に「死んだ後の彼女の方が付き合いやすいんだ」って言っていた台詞を思い出す。
型を造形していく事に、造形にあるいやったらしさがない様に思うからかもしれない。
ともかく、型を造形している時は、延長線上にある造形をしているはずなのに、全然違う人と付き合っている様な心持ちになる。

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型を削り出していくと、ドンドン型がシャープになって行く。
その姿を見た時に、「あぁ、自分は堪らなく石膏型が好きなんだなぁ」と思った。
一人アトリエで石膏型を眺めながらニヤニヤする32歳、変態。

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今日もまたアトリエに行き、シコシコと型を削るのだ。
by mongoru901 | 2011-06-25 10:26 | works
型にする
先週末から始めた石膏取り。

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必死で作って来た形が、一度無くなるってのは、分かっていても何だか不思議だ。

そこにもう形は無いのに、その情報を持った断片が散らばっていて、それを統合して土を込めると、形が戻って来る。

石膏取りは、単なる作業だ。

でも、下らないパーティーに出るくらいなら、石膏取りをしてる方が良い、なんてパーティーと石膏取りなんて何の関係もないのだけど、作業しながら、そんな事を思った。


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塊から断片へ、そしてまた、塊へ。
by mongoru901 | 2011-06-17 21:17 | works
切り分ける
今朝も仕事前にアトリエへ。

原型が完成したので、作品を型にする。

というわけで、切り分ける場所を線で探る。

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型になると、一度世界から形は失われる。

つまり、死

そして、型に土を込める事で、再び形が現れるのだ。

つまり、転生

形を作る作業は、その場その場でアドリブを効かせながら進めて行く様な作業だが、型にするのは、完全なる作業。
型にして、粘土を込めて外す所まで想定して型を取らないといけないから、まぁ、とりあえず始めるか、というわけにもいかない。
しかも、自分は型にしてから更に加工していくから、そこまで想定しないといけない。
結構ややこしいのだ。

とりあえず切り分ける場所は確定したので、朱墨を入れる。

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もうすぐ暫しのお別れだ。

次会う時は石膏ではなく、土になっているはずだ。
by mongoru901 | 2011-06-10 19:33 | 日々
ダンス・ダンス・ダンス
新太が生まれてもう十日以上が過ぎた。

新太の登場は、予想以上に影響が大きく(当たり前だが)その前までどんな風に生きていたのかが、イメージ出来ない程で。

例えば、生きる事が音楽だとすれば、今まで鳴り続けた音楽を掻き消す程の音量で音が鳴り続けている様な状態で。
微かに聞こえる音に耳をすましながら、それまでの生活をどうにか保っている様な状態。

そんな状態だから、なかなかアトリエにも足を運べず、制作も手につかず、作りかけの作品にも向かいあえない日々が続いていて。

身近な人からも「おいおい、お前子供が生まれた途端にマイホームパパかよ、彫刻はどうしたんだよ。」と言われる始末で。
それが、そのまんま今作っている作品からのメッセージの様にも聞こえるしな、なんて。

嫁が出産の為に入院していた時に、久々にダンス・ダンス・ダンスを読み返していた。

"「でも踊るしかないんだよ」と羊男は続けた。「それもとびっきり上手く踊るんだ。みんなが感心するくらいに。そうすればおいらもあんたのことを、手伝ってあげられるかもしれない。だから踊るんだよ。音楽の続く限り」"

少し精神や身体のバランスを崩しかけると、羊男のこの台詞を思い出す。
自分の中に「新太」という新しい音の鳴り始めた音楽に合わせて、踊らなければならない。
新しいリズムに息を合わせながら、ステップを踏み直さないといけない。
その新しい音は、自分の音楽を豊かにするはずで、その音楽に合わせて踊れば、もっと上手に皆が感心してくれる程の踊りが出来るはずなのだから。

そうして、やっと作品の原型が完成した。

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"「だから踊るんだよ。音楽の続く限り。」"
by mongoru901 | 2011-06-09 21:58 | 日々